痣が生じた状態での風呂の入り方と注意点
痣が生じた患部を湯船に漬ける、石鹸やタオルを用いて身体を洗うに際しては、無用な刺激や回復を遅らせてしまう逆効果を与えぬ配慮が欠かせません。
正しい入り方と注意点を頭にとどめておきましょう。
【痣が生じた直後の入浴は控えるべき】
痣が生じる原因の多くは、打撲を受けた患部の皮下組織の内出血です。
毛細血管が傷ついて皮膚の下に血液が溢れ出してしまい、それが最初は鮮やかな赤紫系から、時間の経過と共に青紫色へと変化を見せるのが一般的です。
また行き場を失った溢れ出た血液が移動するケースもあり、当初発症した患部とは別の場所が変色する症例も確認されています。
身体の外部に出血が見られず、仮に程無く痛みなどの自覚症状が消えた場合、時間薬で放置していて構わないと自己判断しがちですが、実際に皮膚の深い部分では、炎症などのトラブルが生じている可能性が否めません。
こうした不安定な状態でお風呂に普段通りに入ってしまうと、新たな悪しき症状を発症させ兼ねません。
お風呂で身体を温める事で得られる血行促進効果が、炎症や内出血の症状を煽ってしまうリスクが否めず、痣の症状悪化が懸念されます。
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【痣と切り離せぬお風呂のリスク】
痣が生じた状態で普段通りのお風呂の入り方を実践してしまい、患部付近をゴシゴシとタオルで擦ってしまえば、外部からは目視確認出来ずも傷ついた患部の深い部分へのダメージが避けられません。
どうしてもお風呂に入る必要がある場合、患部を湯船の外に出す、可能であれば保護するなどの入り方を通じ、温める効果を直接伝えない配慮が求められます。
【痣が消えた後のお風呂の入り方】
通常痣は一定期間安静にしていれば消えて無くなります。
このタイミングでも打撲を負った患部はまだ十分に組成していない可能性が否めず、今度は血行促進効果を通じ、自己再生作用を後押してしてあげる対処がおすすめです。
ちなみに入り方の注意点として、患部を激しく擦って洗うなど、直接的な刺激を与えない配慮が挙げられます。
熱過ぎない温度の湯船にゆったりと時間をかけて浸かり、患部付近だけでなく、全身の血行促進を意識したお風呂の入り方がおすすめです。
痣が生じた直後から、皮膚上に確認出来る間は、血行促進効果が内出血や炎症を招くリスクが見過ごせず、基本入浴を控える選択が賢明です。
対して症状が消えた後は、患部に強い刺激を与えぬお風呂の入り方を通じての血行促進が、患部の自力完治に効果的です。
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